先日餃子を作りまして、その後片付けをしようとしました。
餃子を焼いた後は油が飛び散っているので一手間かけてお掃除する必要があります。
コンロ周りと周りの壁を拭くのですが、いつもはマジックリンで掃除していました。
シンク下に重曹やらクエン酸やらあって中々使いこなしていないことを思い出し、違う方法で掃除してみようと思いました。
クエン酸・重曹・セスキ炭酸ソーダ使い分け
ざっと見たらお馴染みの3種類がありました。セスキ炭酸ソーダは二つも・・・。大掃除の時に余分に買って、それ以来使えていません。クエン酸は、電気ポットや加湿器のお手入れをするときだけ。大掃除の時は雑誌やネットで情報を見ながらするので使えるのですが、日常使いできていないことが浮き彫りになりました。使っていないと忘れてしまうのですよね。
性質を知る
重曹、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性、クエン酸は酸性です。汚れにもそれぞれ性質があり、反対の性質の薬剤をかけてあげると中和され落としやすくなります。
重曹とセスキ炭酸ソーダは酸性の汚れに、クエン酸はアルカリ性の汚れに使います。
酸性の汚れとアルカリ性の汚れ
酸性の汚れ
手垢、油汚れ、湯垢、皮脂、生ゴミの臭い、腐敗臭
アルカリ性の汚れ
水垢、尿汚れ、尿石、石鹸かす、電気ポットの白い汚れ
適した使い方
重曹
消臭剤として
アルカリ性なので、酸性である生ゴミの臭いや玄関の靴箱、冷蔵庫内の消臭剤に利用できます。
粉状なので瓶に入れて通気性の良い麻やストッキング、ガーゼなどで蓋をして置いておきます。
生ゴミの匂い対策では直接ふりかけてしまってもいいですね。
2、3ヶ月効果は持続しますが、湿気の多いところだと固まってしまいますのでお風呂場などでは使えません。
靴箱で使う場合は、靴の臭いは下に溜まるので、下の段に重曹を置いておくと効果的。
排水溝のぬめり取り
直接粉をふりかけてスポンジでこすれば綺麗になり匂いも取れます。
焦げ落とし
焦げ付いた鍋やフライパンに水を張り、重曹を小さじ2入れて沸騰させます。
その後は冷めるまで放置。数時間後焦げをこすると落としやすくなります。
アルミ製だと黒ずんでしまうので使わないようにしてください。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じアルカリ性です。重曹よりもphが高く、また水に溶けやすいのが特徴です。
水に溶けやすいのでスプレーにして使用することもでき、便利です。
セスキ炭酸スプレーを作ろう
水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1入れて、溶かせば出来上がり。期限の目安は、2ヶ月くらいと書かれているサイトが多いのですが早めに使い切るようにしましょう。
油汚れに
コンロの油汚れにセスキ炭酸スプレーを噴霧し拭き取ります。
壁などでは、セスキ炭酸スプレーを噴霧し、キッチンペーパーを貼り付けて放置。少し時間をおいたらそのまま拭き上げれば綺麗に。換気扇のフードなどにも使えます。
ドアノブや手が触れるところに
ドアノブやよく手が触れるところにセスキ炭酸スプレーを噴霧し拭き上げれば、手垢が取れて綺麗に。
冷蔵庫の庫内や外側もスプレーしてさっと拭きあげます。
洗濯に
ワイシャツの襟や袖にセスキ炭酸スプレーを噴霧。しばらく放置しブラシで軽く擦った後にそのまま洗濯。
血液汚れにも効果的です。布ナプキンをセスキ炭酸ソーダスプレー水に浸けておくと血液が落ちやすくなり洗濯が楽になります。
クエン酸
クエン酸は酸性です。アルカリ性の汚れに対して使います。
クエン酸スプレーを作ろう
水500mlにクエン酸を小さじ1入れて、溶かせば出来上がり。期限の目安は2週間くらいですが、早めに使い切るようにしましょう。
水垢に
洗面所やお風呂の鏡などにつく白い水垢汚れは酸性です。クエン酸スプレーを染み込ませた布巾でこすると落ちやすくなります。すぐに取れない場合はクエン酸スプレーを布に染み込ませ、パックしましょう。
洗面所のシンクの掃除を怠ってザラザラしてきたときもクエン酸スプレーが効果的。
トイレ掃除に
尿石や尿汚れにも効果的。トイレの室内にはクエン酸スプレーを噴霧し拭き上げ。消臭効果もあるので、クエン酸スプレーを室内に常備しておいてもいいですね。
電気ポットのお手入れに
電気ポットに白い汚れがつくときはありませんか?それはミネラル成分なので体に有害ではないですがなんとなく気分がよくないですよね。それに汚れはどんどん溜まっていきますから、定期的にお手入れをおすすめします。
クエン酸大さじ1(1リットルあたり)をポットにいれ、メモリいっぱいまで水を入れます。電気ポットのスイッチを入れて沸騰させた後2〜3時間放置します。水を捨てて電気ポットの内部をスポンジでやさしくこすります。最後に水でよくすすいで乾かせば完了です。一度で落ちない場合は何度か繰り返すことで取れる場合もあります。
くわしくはポットの説明書を見てみてください。うちのポットにはお掃除モードがありますので、機種によりそういったものがあるかもしれません。
まとめ
こうしてまとめてみると、3種の特徴をまとめて覚えてしまえば非常につかいやすそうであることがわかりました。洗剤も考えて購入しないとどんどん増えていくものですし、在庫の管理も面等です。
今回は早速セスキ炭酸スプレーを作ってキッチンを掃除しました。続けてスプレーボトルを買い足してクエン酸スプレーも作り、生活に「重曹・セスキ炭酸スプレー・クエン酸」をもっと取り入れていきたいと思いました。
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