PR

色彩検定1級2次の基礎知識(17)〜慣用色名PCCS値 3級和色〜

スポンサーリンク
色彩検定1級2次基礎知識タイトル 色彩検定1級2次
記事内に広告が含まれています。

こんにちは。いたみけいこ(‎@keiko_itami)です。
勝手に色彩検定1級2次の基礎知識について解説をしています。

スポンサーリンク

慣用色名をPCCS値で覚えよう

今日は慣用色名のPCCS値です。
テキストにPCCS値は載っていませんが、
ここ最近の出題傾向としては毎年出題されているので絶対に暗記しておいた方が良いです。

問題(2)の基準になる色が慣用色名から出題されたりしているので、
ここを間違えると芋づる式に不正解になってしまうためかなりの点数を落とします。

注意!

慣用色名のPCCS値は公式テキストには記載されていません。
私が視感側色して、暫定的にまとめたものです。

問題の選択肢にこの色がない場合は
近似値として最も近い色を選択しましょう。

色の選び方

近そうな色が複数該当する色がある場合は、
複数個のカラーカードを切り貼りし、
視感測色して自分で色をひとつに絞り決めていきました。

テキストの色とPCCSカラーカードの色は、
色によっては差を感じるものもあります。

慣用色一つ一つ、カラーカードを貼って確認していく作業は骨が折れますが、
色差に対して目を慣れさせることにも役立ちました。

テキストで色を覚えるだけだと
問題を解く際、PCCSカラーカードを見たときに、

あれ、この色こんなだったっけ?」

と思って不安になってしまうのでそうしました。

つまりは、私の色感覚で決定しているところもあるので、
こちらを元にして自分でも考えてみてください。

この値が絶対に正しいとは言い切れない理由

この値が絶対に正しいとは言い切れないのです。

PCCSカラーカードは有彩色だけだと
12(色相)×12(トーン)=144色
です。

人間の目は100万色以上見分けられると言われています。
100万色を無理やり144色に当てはめている訳です。
どうしても無理があります。

そもそもPCCSは「配色」を考えるのに適した表色系です。

色を表すだけであれば身近な表色系ですとマンセル表色系の方が適しています。

色相だけでも100色相で表すこともできます。
(例:1GY、2GY、3GY・・・)
更にもっと分割して小数点以下の数字をつけて表すこともできます。
(例:0.1GY、0.2GY、0.3GY・・・)

しかしそこは試験の便宜上、PCCSのカラーカードを使うわけです。

PCCSカラーカードを使う理由

  • 添削が大変
  • 色をPCCS値に決めたあとの配色がやりやすくなる
  • こんなに手軽に切り貼りできる安価なカラーカードが他にない

いたみの個人的な考えです

慣用色をPCCS値で表すのは無理がある
その点をご了承の上、ご覧ください。

覚えること

PCCS値と、テキストの「解説」を覚えましょう。
解説はテキストを読んでください。

私は時間があるときはずっとこの解説を読んでいました。
解説と色名とPCCS値、あとはもちろん「色」を紐づけて覚えましょう。

単語帳を作って持ち歩いて、時間があるときは見るようにしていました。

慣用色名PCCS値 3級和色

※カラーはPCCS値のイメージです。

和色名PCCS値カラー
桜色 p24
紅梅色lt2
茜色dp2
煉瓦色dk4
珊瑚色b2
朱色v3
栗色dk4
山吹色v7
黄土色d6
鶯色g10
青磁色sf12
藍色dp18
芥子色sf8
萌黄b10
若竹色b12
浅葱色b16
空色lt16
瑠璃色v19
群青色v19
茄子紺dkg22
菖蒲色b22
桔梗色v20
牡丹色v24
生成り色p6

コメント

  1. 初めまして、色彩検定1級2次の独学をしてる者です。
    慣用色名とPCCSとの関係がちゃんと書かれてて、わかりやすくて助かりました。

    どうしてもマンセル表記との色差を感じて納得できずにおりまして、例えば、

    黄丹色
    =10R6/12
    =b4

    慣用色名は色味に幅があるというけど、この場合、一体どっちの色を信じて勉強すればいいんだ~と混乱する中で、理由を知れて納得できました。

    記事を書いて下さり、どうも有り難うございました。

    • 通りすがりの受験者です さん
      いたみです。こんばんは!コメントありがとうございます。
      1次試験お疲れ様でした!2次試験に向けて頑張っておられるのですね!素敵です!
      2次の肝はやはり慣用色名ですよね・・・私個人のことを言わせてもらえば、マンセル値は特に見ていませんでした。
      分かりにくい色の時に参考にするくらいですね。アンバー系など。
      「第一次関門は慣用色名を覚える」「第二次関門は慣用色名をPCCS値に変換する」
      その後の配色のところは楽しいんですけどね。PCCS値は本当に参考程度で良いと思います。
      寒くなってまいりましたので、体調に気をつけて試験まで頑張ってくださいね!応援しています!