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色彩検定1級2次の基礎知識(7)〜配色理論(1)色彩検定1級2次試験における配色の基本的な考え方〜

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色彩検定1級2次基礎知識タイトル 色彩検定1級2次
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こんにちは。‎@keiko_itamiです。
色彩検定1級2次の基礎知識について解説をしています。
 
今日はいよいよ配色理論に入っていきたいと思います。
 
 
1級2次がどんな問題が出るのかさらっと調べるとこんな風に書かれていませんでしたか?
 
 
1級1次の試験までで学んできた知識を使って、カラーカードを切り貼りして答える配色の実技問題。
 
 
配色問題?色と色を組み合わせるってこと?
 
そういうの楽しくて好き!
 
でも蓋を開けてみれば暗記ばかり。
 
配色問題もまた暗記の連続です(笑)
センスとかじゃないんです。暗記。暗記。暗記。
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色彩検定1級2次試験における配色の基本的な考え方

配色とは2色以上の色を効果的に組み合わせることです。
 
配色を考えるときに大切なのは調和感です。色彩検定の1級1次では様々な色彩理論を学びます。
様々な色彩理論が存在しますが、ジャッドの色彩調和、四つの原理に要約されていますね。
 
 
いろんな配色方法はあるのですが、
 
1級2次試験では大前提としてPCCSカラーカードを使っての解答となりますので、以下の2つの軸で配色を組み立てていきます。
 
 
【1】色相を手がかりにして配色を考える
【2】トーンを手がかりにして配色を考える
 
 
順番にみていきましょう。
 
 

【1】色相を手がかりにして配色を考える

「色相を手がかりとした配色」
とはPCCSの色相環を参考にして

「使用されている色の色相差がどれくらいか」
ということを考えて色の組み合わせを決めていく方法です。
 
PCCS色相環は24色で構成されています。
その24色のなかで
 
「どのくらい離れているか」
「いくつ離れているか」
 
で配色を決めていきます。
問題によっては「角度」で出題されることもあります。
 
 
 

色彩検定過去問からの出題例

2018年色彩検定1級2次 問題(2)- D

〜②の色は①の色と対照色相となる中彩度領域の明清色で、新鮮な配色としたかったので全体をコンプレックスハーモニーとした。
 

対照色相なので、②の色は①の色から8,9,10色相差の色となります。

 

2018年色彩検定1級2次 問題(3)- D

〜①の文字盤の色と同一色相で、①②③をトーンのグラデーションとした。
 
同一色相なので、①の色と同じ色相番号になります。
 
 
 
ぱっと見て目に入ったものを抜粋しました。
 
 

【2】トーンを手がかりにして配色を考える

「トーンを手がかりとした配色」とは、トーンの区分図を参考にして考えていきます。
 
 
トーンの区分図の位置関係が同一であると「同一トーン配色」

隣り合う位置であると「類似トーン配色」

距離が大きく離れたトーンの組み合わせであると「対照トーン配色」
 
となります。
 
 

色彩検定過去問からの出題例

2018年色彩検定1級2次 問題(2)- B

〜さらに全体を類似トーン配色でまとめたが、明るいイメージが欲しかったので②と③の色は明清色とした。
 
類似トーン配色なので、トーンの区分図で隣り合った位置にあるトーンの組み合わせになります。
 
 

2018年色彩検定1級2次 問題(3)- B

②ケースと③ベルトの色は、配色傾向に対応するトーンの中で①文字盤の色と類似トーンとなる中彩度色とし、さらに③ベルトの色を①文字盤の色とナチュラルハーモニーの関係となるようにした。
 
類似トーン配色なので、隣り合った位置にあるトーンの組み合わせになります。
 
 
こちらも問題の一部分として入っていますね。
 
 
 
こんな風にさらっと問題文に入っているので、この知識だけで答えられるわけではないのですが、
覚えておかないと解けません。
 
 
 
 
次回は
【1】色相を手がかりにして配色を考える
【2】トーンを手がかりにして配色を考える
についてもう少し掘り下げて見ていきます。


お次は【1】色相を手がかりにして配色を考えるについて掘り下げていきます。
色彩検定1級2次の基礎知識(8)〜配色理論(2)色相を手がかりにして配色を考える〜

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