こんにちは。いたみけいこ(@keiko_itami)です。
2021年にやっとAFT認定講師になりました。
色彩検定の魅力について少しずつでもお伝えできたらなと思います。
色彩検定3級 学習内容
色彩検定とは「色に関する知識」について学ぶための検定です。
では、実際にはどんな学習をしていくのでしょうか。
3級内容を見ていきましょう。
光と色
- 色はなぜ見えるのか?
- 目のしくみ
- 照明と色の見え方
- 混色
について学習していきます。
まず
「色はどうして見えているのか?」
を学習していきましょう。
色の表示
- 色の分類と三属性
- PCCS(表色系)
について学習していきます。
こちらを学習することにより、色の分類ができるようになります。
尺度(ものさし)がわかるようになるため、
色の説明を理論的にできるようになります。
色彩心理
- 色の心理効果
- 色の視覚効果
について学習していきます。
人間は脳で色を見ています。
色の使い方によって、色の見え方や見やすさに変化が起こります。
この項目の知識は、色決定や配色をする際に役立ちます。
色彩調和
- 配色の基本的な考え方
- 色相を手がかりにした配色
- トーンを手がかりにした配色
- 色相とトーンを組み合わせた配色
- 配色の基本的な技法
について学習していきます。
PCCS色相環やトーン概念図を使って、
実際に配色を作っていきます。
作り方を学習するだけでなく、配色の効果も合わせて考えていきましょう。
配色イメージ
イメージから配色していくことを学習していきます。
詳しい内容は2級の範囲内ですが、その概要にあたる部分を学習します。
ファッションと色彩
ファッション分野における色彩について学習していきます。
ファッションにおける色彩というのは、難しい部分があります。
色彩よりも素材やデザインのイメージを強く受ける場合もあるからです。
その矛盾がどう生かされているのかというのがよくわかる分野が「ファッション」だと思います。
「色」というのは人間の「感覚」だ、
そして
感覚は「色」だけではない、
というのをよく実感する項目です。
インテリア
- インテリアと色彩
- インテリアのカラーコーディネーション
- インテリアにおける色の心理効果
について学習していきます。
インテリアという分野の色彩は、ビジュアルデザインやファッションなど
他の分野と比べて、
使う面積が広いです。
それだけに、色の心理効果を意識し、理解した上で、
色決定を行っていく必要があります。
慣用色名
私たちの身の回りには、色相名ではない、色の名前があります。
桜色やアイボリー、など。
JISの「物体の色を表す慣用色名」として選定された
269色から代表的な色が、
3級と2級のテキストに分割されて掲載されています。
その色について学びます。
名前の由来や色材について学ぶことで、
色彩の歴史につながっていくものもあります。
色彩検定3級を学習するメリット
色を正確に伝えられるようになる
色の分類や一つの表色系(PCCS)をきちんと理解していれば、
色を第三者に伝える技術が格段と向上します。
基本的な配色技法が使えるようになる
P C C Sを理解し、トーンの概念を覚えれば、
理論的な配色ができるようになります。
色彩心理を学ぶことで、理論的な色決定が可能になる
色から連想され得るイメージを学ぶことにより、
多くの人が感じる色のイメージから、
色決定ができるようになります。
受検者数
2020年度の受検状況によりますと、
3級試験は
22,498名が志願しており、
76.3%が合格しています。
学校の授業で受検する方も多い級です。
色彩検定3級は色彩学の入門にぴったり!
合格への難易度は低いですが、
色についての本当に大事な基本的な項目が詰まっているのが
色彩検定3級です。
これには色彩の勉強をしてきた人ほど、共感してもらえると思います。
どんな分野においてもお勧めできる内容です!
合格が欲しくて、でなく、
色の勉強がしたくて迷っているようであれば、
色彩検定を3級から学習することを
迷わずお勧めします!
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