美容、ダイエット、栄養補給など様々な効果をもたらしてくれる甘酒。
とりあえず飲んでみたい!と思ったのであればスーパーやコンビニに売っているものを買うのが手取り早いです。
定期的に飲んでみたい!と思ったり、1リットル以上飲みたい!と思ったら、無添加のものを手作りするのが経済的。
すぐに飲めない場合も冷凍保存できます。
材料(1ℓ)
・乾燥麹200g(冷蔵庫で保存)
・ご飯(炊飯済み)300g(約一合分)
(もち米や玄米でも作れます。一番甘く出来上がるのがもち米です。玄米はあまり甘くならないので、初めて作るのでしたら、もち米か普通のお米で作ることをオススメします。)
・水600g
簡単な作り方
1)お粥を作る
ご飯300gと水600gを小鍋に入れ、お粥を作ります。
2)麹を加える
お粥を70度に冷まします。
温度計がない場合は、お粥に指を入れてみて少し(3秒くらい)入れていられる程度に冷まします。
冷蔵庫で保存していた米麹を袋の上からほぐして、全て加え、混ぜます。
すると60度前後になります。
3)発酵させる
60度前後の温度を9時間保てば出来上がりです。
途中で何度かかき混ぜてくださいね。
麹はどれを買えば良い?
乾燥こうじならどちらのものでも構いません。私が初めて作ったときは近所のスーパーで「みやここうじ」を購入しました。
しばらくはそちらで作っていたのですが、ある日テレビで取り上げられたら売り切れてしまって手に入らなくなりました。
そんな状況は3ヶ月くらい続きました。
それ以来、別メーカーのもの200gを4つほど買い置きするようになりました。
発酵の方法いろいろ
炊飯器を使う
2を炊飯器に入れて保温します。発酵中は蓋は開けておきます。布巾など被せておいてください。
私がこの方法で作っていたときは10時間置いたのですが、メーカーや状況によっても変わってきますので、8時間くらいから様子をみてみてください。
保温ポットを使う
2を保温ポットに入れ、発酵させます。少しずつ温度が下がってきますので、その都度何度か温めなおします。
この方法は私は試したことがないのでハッキリ書けないのですが、炊飯器や甘酒メーカーのように加熱されないものですと、温度が低くなってくるはずですので時間は長めにかかります。
8時間くらいから様子をみて時間を判断してください。
甘酒メーカーを使う
60度前後を9時間保つ機能が付いていれば、ヨーグルトメーカーでも同じです。
容器に2を入れ、タイマーをセットし、9時間おきます。
発酵の温度と時間について
70度以上になると麹の糖化酵素が壊れてしまうので、それを超えないよう60度前後に保つ必要があります。低すぎても酵素の働きが悪くなるため甘くならないので注意が必要です。また、保温ポットや別容器に移す際は容器が冷たい状態ですとその時に温度が一度下がりますので、その点を考慮する必要があります。
炊飯器の場合は保温機能で温度を上げてくれるかもしれませんが、保温ポットの場合下がったら上がることはありません。予めポットを温めておいたり、若干熱めにしておくなど少し工夫してみてください。
温度と発酵時間については、発酵方法や材料、状況によっても変わってくるので、初めて作るときは味見をし様子を見ながら作るのが良いでしょう。
糖化され甘くなったら出来上がりです。
失敗はしませんでしたが、私は気になったので温度計を購入してしまいました。
これって失敗?
初めて出来上がったときは失敗か成功かよくわかりませんよね。次のような状態になったら失敗かもしれません。再チャレンジしてみてくださいね。
★甘くない
→糖化できていない状態です。温度か発酵時間が足りません。60度という温度は一番元気に働いてくれる温度です。温度を見直してみましょう。
温度に問題がない場合はもう少し時間をおいて発酵させてみましょう。
★酸味がある
→過発酵してしまったか、温度が高すぎるかもしれません。過発酵してしまったら元には戻りません。
味はイマイチでも高い栄養価の甘酒を捨ててしまうのは勿体ないです。
パンケーキやヨーグルト、スムージーなど他の料理と混ぜて消費してしまいましょう。
時間がかかるだけで意外と簡単です
といっても私自身運がいいのか、どこまで甘くなるのか発酵具合をみる実験をしたとき以外は失敗したことがないんです。
ある程度アバウトでも麹菌が頑張って甘くしてくれると思います。興味のある方はこの記事を参考に作ってみてくださいね。
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